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14件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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1981-03-20 第94回国会 参議院 決算委員会 第4号

時間の関係がございますので、多くの質問を用意してきておったんですが、私はこの裁判遅延防止という点になりますと、たとえば検察当局にも乱上訴というものについて、おのずと節度が必要であろうと、こう思いますし、また、現行法によりますと、従来は検察官が早い時期に一切の証拠を弁護人資料開示を行いまして、閲覧させるという慣行があったわけでございますけれども昭和二十七、八年ごろの公安事件を契機に、この慣習が破

柄谷道一

1973-07-17 第71回国会 参議院 法務委員会 第16号

問題は政治的な事件にこういう乱上訴が盛んに行なわれておるということなんで、政治的に非常に大きな問題なんで、数字なんか出せばあるいはそうかもしれない。私が聞いておるのはそういうことじゃありません。どうも法務省はそういう点では何とか実態を糊塗しようとするような、そういう姿勢があることはたいへんやはり私は遺憾に思いますね。  

塚田大願

1973-07-17 第71回国会 参議院 法務委員会 第16号

塚田大願君 いまの問題で、もう一つ法務省にお聞きするんですが、先ほど法務省、私の外国ではどうだということについては何にも触れておられないんだが、その問題と、そしてなおかつ、いま最高裁佐々木委員からの御意見もありましたが、やはりなるほど最高裁の判例があるかもしれない、しかし今日事実問題としまして、この検察側乱上訴というものが非常に大きな問題になっておる、そのことにつきまして、もっと私は法務省の明確

塚田大願

1973-07-17 第71回国会 参議院 法務委員会 第16号

なお、乱上訴の問題でございますが、これは見解の分かれるところでございますが、統計を見ましても、先ほど最高裁刑事局長から御説明がございましたが、たとえば私どもの持っております統計によりますと、昭和四十二年から四十六年までの五年間の第一審の判決人員は三十八万三千三十四人でございますが、そのうち検察官控訴した事件被告人の数はその〇・九%である三千六百十二人でございまして、数からいけば乱上訴というようなことには

安原美穂

1973-06-14 第71回国会 参議院 法務委員会 第10号

財閥、大企業を相手に訴訟した場合ですね、これは大企業のほうもお金がたくさんあるわけですから、控訴をするわけですね、それに対して国民の世論というものがたいへんにきびしくなってきているわけで、そういうことから控訴をしないで一審で確定させるというふうなケースが非常に多くなってきておりますけれども、やはり国も、幾ら権利があるんだからといって、これ国民の税金でまかなわれているわけでございますから、やはりこの乱上訴

佐々木静子

1971-03-16 第65回国会 衆議院 法務委員会 第12号

もちろん、これは訴訟費用のうち裁判所に納める手数料というものが全然無料ではないということは、結果的に申しますと、乱訴なり乱上訴を抑制するという作用を営んでいると思いますし、訴訟費用制度としてそうあるべきだと論じている者もあるわけでございます。しかしながら、常にそういった制裁的な要素というものを重視いたしまして、高額にするというわけにもまいりません。

貞家克巳

1971-03-16 第65回国会 衆議院 法務委員会 第12号

瀬戸最高裁判所長官代理者 御指摘の民訴法三百八十四条ノ二、これは乱上訴に対する制裁規定でございますが、これがどのくらい行なわれているか、課せられているかということについては、全国的な調査をしたことはございません。したがって、司法統計年表にも記載されておりませんので、その件数は明らかではありません。

瀬戸正二

1965-02-20 第48回国会 衆議院 予算委員会 第15号

ところが、一方、三十四年ごろから、田中最高裁長官は、裁判官会同あるいは所長会同等で、乱上訴つまり、やたら上告をされるので、これは自粛してもらいたい、こういうふうな発言まである世の中なのでありますが、こういうことになってまいりますると、理由も何もわからぬままにやらざるを得ないという、これはまことに穏当を欠く筋合いだろうと私は考えるわけでありますが、この辺について、どういうわけでそうなっているのか、

大出俊

1965-02-20 第48回国会 衆議院 予算委員会 第15号

でありますから、上告をすべきかどうかということは、法廷判決理由の要旨を告げられてわかることでございますので、その上で上告をするかどうかということがきまるわけでございますが、なお、いまあとのほうでお話しがございました上告乱上訴、上告が多過ぎるじゃないか、むやみに上告をするのではないかという点、これは、前田中長官が、乱上訴が多いということは確かにお話しがございましたけれども、これは結果論から申しておられるのでございまして

関根小郷

1957-04-23 第26回国会 衆議院 法務委員会 第28号

大陸法的な上訴制度は第一審素通り主義に陥り、審級の積み軍ねは、乱上訴と誘発し裁判遅延を来す。当事者利益保護にもならぬと思われる。今こそ、機構改革審級制度改正に投じようとする費用とエネルギーを第三番強化に向けて、わが国裁判制度の基礎を固めるべきである。 五、上告理由大幅拡張は反対である。 六、最高裁判所法廷設置には反対する。

石田和外

1957-04-11 第26回国会 衆議院 法務委員会公聴会 第3号

これもこの前法務委員会で申し上げたのでありますが、上告制限だ、上訴が多ければ乱上訴だということを言う前に、もっとそういう控訴上告の道を広げるように、すなわち下級裁判所の充実に向う必要があるのではないか。この辺も一つどうか国会の御良識ある御処置によって、下級審をもっと拡大していく、上告制限しない、そして小法廷をさらに拡大する方向におもむいていただきたい。

中村宗雄

1955-07-08 第22回国会 参議院 法務委員会 第14号

いわゆる乱上訴みだりに上訴するということはけしからんということを田中長官意見として発表されておりますが、私はこれは抽象的な理論として、一応了承いたします。みだりな上訴がよろしいなどということは誰も申せません。しかしながら現在の事態に目をおおうて、現行制度を維持しようとするために乱上訴論を持ち出すということは、全然見当違いであると申さなければなりません。

小野清一郎

1955-07-08 第22回国会 参議院 法務委員会 第14号

これは国民が、何でもかんでもみだりに上訴をする癖があるというふうに考えられる向きもありますけれども、これは必ずしも日本の国民性乱上訴するようにできているなんて、そんなことはないと思うのです。やはり第一審、第二審がすっきりとして、納得ができれば、上告までして争うということは、まあ第一、時間と費用の点からいって両方の当事者にとってむだなことでありますから、自然上告するものも少くなる。

小野清一郎

1954-08-03 第19回国会 衆議院 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第7号

○高橋(禎)委員 やはり今の問題に関連するわけですが、乱上訴ということがいろいろ論議されるわけです。そして乱上訴理由田中最高裁判所長官どもいろいろ指摘していらつしやるのですが、上訴した者の気持はわかるはずはないのです。

高橋禎一

1954-08-03 第19回国会 衆議院 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第7号

でありますから、乱上訴の弊を避けるということにつきまして、田中長官は四つの例をあげて論述しておられますけれども、これはいかがなものであるかどうか。ほんとうはその根源をなす第一審の裁判所を充実させるということ、これは御両所のおつしやる通り、私どもまつたく賛成なんです。その具体的方法、構想はとお尋ねしますと、御両所ともおつしやつたが、私もそういうところに考えをいたしております。

吉田安

1954-08-03 第19回国会 衆議院 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第7号

これは先ほどから議論が出ておりますが、上訴が非常に多い、乱上訴だ、これをとめてやろう、こういうことを考えるよりか、国民不平のない裁判をしてやれば、こういうことばない。どうすれば不平のない裁判があるだろうか、こう考えないで、どうも乱上訴だから押えてやれ、簡易裁判所の判事が悪いから、これに裁判をさせない、これはまつたく本末転倒だと思います。議論になればなんですが、しかしあなた方も考えていただきたい。

鍛冶良作

1954-07-09 第19回国会 衆議院 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第4号

わが国では上訴権が濫用されている、乱上訴の弊がある。この乱上訴の弊を押えなければ問題は解決しないという議論があります。確かに統計わが国上訴率はイギリスのそれに比較して相当高いし、そうして破棄率は低いのであります。しかし陪審制をとる国の上訴率破棄率と、陪審制をとらないわが国上訴率破棄率とを比較するということは当を得ない。

小野清一郎

1954-07-09 第19回国会 衆議院 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第4号

最高裁判所乱上訴をしてはならないということが言われておりますけれども、私は乱上訴というものはそんなに心配する必要はないので、乱上訴の方はむしろ明白にこれを棄却する裁判をすることがきわめて簡単にできるのでありまして、乱上訴としてしりぞけるべきかべからざるかということを考えるようであるならば、これは上告理由の値打ちがあるのでありますから、乱上訴をすみやかに棄却あるいは却下することの方がたやすくあり、

垂水克巳

1954-07-07 第19回国会 衆議院 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第2号

いろいろ御考案願つたならば、今の非常な乱上訴ということについては、私ども弁護士としましても、そういう点については十分自制をして行き、社会的批判をまつ向から受けてこれを甘受して行かなければならぬという気風をお互いに醸成して行けば、ある程度まで今の弊は救済されて行つて上訴はだんだん数が減つて来るだろうというふうにも考えるのです。

海野晋吉

1954-07-06 第19回国会 衆議院 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第1号

もちろん判決の結果に明らかな影響を及ぼすものという限定がありますけれども、これは要するに乱上訴防止する意味の規定であつて法律の重要な解釈云々ということとはねらいが違つておると思います。ですから私が今申し上げましたような上告制度を厳格なものにするという一つ理論は、くずれたといえばくずれたのであります。  

入江俊郎

1954-04-02 第19回国会 衆議院 法務委員会 第32号

これはいわゆる、乱上訴のために事件が停滞するのだということを前提にして、弁護士どもすべからく上告理由のないものについては上告理由なしという上告趣意書を提出すべきだ、こういう前提のものになさつたわけであります。そうしてその改正の骨子は、現在のいわゆる提案されているこの法律案とまつたく合致するものであります。

片山繁男

1954-04-02 第19回国会 衆議院 法務委員会 第32号

近時乱上訴というようなことが強く取上げられておりますが、なるほど乱上訴はございましよう。しかし乱上訴防止には別に方法があると私は考えております。憲法問題も抜きにいたしましても、訴訟事件のうちには最後まで争わせたい争訟があるのであります。そういう事件に対して裁判所門戸を閉鎖すべきではない。どんなに金をかけても黒白を決する、それが第二審だけでも解決されないという事件があるのであります。

下飯坂潤夫

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